【閲覧注意?】お庭のSOS!この時期に気をつけたい「招かざる客」たち

爽やかな風が吹き抜け、木々の緑が一段と鮮やかになる5月。造園に携わる私たちにとっても、植物の生命力を最も強く感じる大好きな季節です。

しかし、この時期、私たち造園のプロが最も目を光らせているのが「害虫の発生」です。

放っておくと、大切に育ててきた木が丸坊主になったり、最悪の場合は枯れてしまったりすることも。今回は、今の時期に特に注意すべき害虫と、その対策について深掘りして解説します。


1. 最も警戒すべき「チャドクガ」

ツバキやサザンカ、チャノキなどのツバキ科の植物につく、もっとも厄介な毛虫です。

  • 特徴: 黄褐色の体に鋭い毒針毛(どくしんもう)を数万本持っています。
  • 恐ろしさ: 直接触れなくても、風で飛んできた毛がつくだけで激しい痒みや湿疹を引き起こします。
  • 対策: 4月〜6月は幼虫が発生する時期。葉の裏にびっしりと並んで食べる習性があるので、「葉が透けて見えてきた」のを見つけたら、触らずにご相談ください。

2. 忍び寄る「木の暗殺者」カミキリムシ(テッポウムシ)

他の毛虫と異なり、被害が「木の内部」で進行するため、気づいた時には手遅れになりやすい非常に恐ろしい害虫です。

  • 標的: モミジ、サクラ、カエデ、バラなど、お庭の主役になる木が狙われやすいです。
  • 被害: 幼虫(テッポウムシ)が幹の内部を食い進み、栄養の通り道をズタズタにします。突然枝が枯れたり、木全体が枯死して倒れる危険もあります。
  • チェック: 木の根元や幹に「おがくずのような粉(フン)」が落ちていたら、中に潜んでいるサインです。

3. 見た目も食欲も旺盛な「イラガ」

カエデ、ウメ、サクラ、カキなど、多くの落葉広葉樹につくトゲトゲした毛虫です。

  • 特徴: 鮮やかな緑色をしており、別名「電気虫」とも呼ばれます。
  • 痛み: 触れると電気が走ったような激痛に襲われます。
  • 対策: 葉の裏を食害して白く透けた跡を残します。見つけたら絶対に素手で触らないでください。

4. 植物の元気を奪う「アブラムシ」

新芽や蕾に群生し、植物の汁を吸う小さな虫です。

  • 特徴: 繁殖力が非常に強く、あっという間に増えます。
  • 二次被害: アブラムシの排泄物は「すす病」の原因になり、葉が真っ黒に汚れて光合成を妨げてしまいます。
  • 対策: アリが木を頻繁に登り降りしていたら、近くにアブラムシがいるサインです。

5. 一晩で丸坊主!?「アメリカシロヒトリ」

サクラやハナミズキ、プラタナスなど多くの樹木につく、非常に食欲旺盛な毛虫です。

  • 特徴: 若いうちはクモの巣のような白い網を張って、その中で集団生活をします。
  • 恐ろしさ: 成長すると網から出て木全体に広がり、驚くべきスピードで葉を食べ尽くします。
  • 対策: 白い網が張っている段階なら、その枝を切り取るだけで一網打尽にできます。広がってしまう前の「網」のうちに見つけるのがコツです。

造園屋からのアドバイス:早期発見が「お庭の命」を救います

「虫が苦手で、木の中まで見る勇気がない…」という方も多いと思います。

しかし、害虫対策で一番大切なのは、被害が拡大する前の「早期発見」です。一箇所に固まっている時期ならその枝を切り落とすだけで済むことも多いですし、カミキリムシも早い段階なら木を救うことができます。

私たちは単に虫を退治するだけでなく、剪定で風通しを良くし、虫がつきにくい環境を整えるご提案も得意としています。

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